技術ノート
鉄損、占積率、変圧器の騒音
鉄損、磁束密度、積層板の締まり具合 ― コア材料の選択を保証クレームに変えるのは、この3つの特性です。
鉄損は設計で消すものではなく、買うもの
鉄損が極めて低い電磁鋼板は、変圧器が無負荷で消費するエネルギーを大きく減らします。これはエンドユーザーが機器の生涯にわたり負担するランニングコストであり、だからこそ効率クラスが入札条件に書き込まれます。
磁束密度と寸法
磁気誘導が高いということは、同じ体積からより大きな電力を出せるということです。より高い磁束密度の材質を選ぶことが、既存のタンクの中で設計の定格を維持させる決め手になることも多くあります。
積層と騒音
良好な積層性はコアを締まった状態に保ちます。締まったコアは変圧器全体の安定性を高め、騒音と振動を減らし、機器をより静かに運転させます ― 現場から返ってくる苦情の多くがまさにこれです。
被膜と絶縁
絶縁被膜は鋼板の両面に施されます。平坦で平滑な表面に絶縁皮膜がしっかり密着していれば、絶縁性能と使用寿命が上がります。せん断時に浮く皮膜は積層板を短絡させ、損失を押し戻します。
加工性
電磁鋼板は切断・積層が容易で、変圧器コアの製造に適し、コア工場のサイクルタイムを見通しやすくします。
見積の基準にする規格
GB/T2521.1、JIS C2552、ASTM A667、IEC60404-8-4、またはお客様の市場で使われる同等規格。
実際の設計に適用しますか。
寸法と目標値をお送りいただければ、営業窓口が合致する材質で見積します。